研究責任者 |
新美 輝幸 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 家屋に出現する衛生害虫に対する殺虫剤の使用への安全性は極めて重要である。しかし、既存の殺虫剤は毒劇物である化学薬品を用いたものがほとんどである。また、有効な殺虫剤に対する耐性害虫の出現は未解決の難題となっている。このような状況の中、申請者らは化学農薬に依存した既存の殺虫剤の限界を打破する画期的な新技術の開発に成功した。申請者らは、害虫の生存必須遺伝子由来の二本鎖RNAが殺虫効果を示すことを明らかにした。本研究開発では、農業害虫および衛生害虫としてダニ類を対象に、殺虫剤として有効なRNAの効率的利用法に向けた基礎的データの取得を行った。今後は、本開発結果をもとに産学共同の研究開発を実施する。
|