1. 前のページに戻る

カチオン性オリゴペプチド固定化高分子を用いた粘膜投与型インフルエンザワクチンの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 佐久間 信至  摂南大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要インフルエンザなど粘膜感染するウイルスに対する免疫手法として、投与したウイルス株以外の株に対する交差反応性を示し、感染を広く防御することが期待される分泌型免疫グロブリンA(IgA)を粘膜上に誘導する粘膜投与型ワクチンの開発が待望されて久しい。本研究開発を通して、カチオン性オリゴペプチドの一種のD-オクタアルギニンを固定化した高分子はインフルエンザウイルス抗原の膜透過を促進して分泌型IgAを鼻粘膜上に誘導すること、並びに同IgAは同じサブタイプの異なるウイルス株に交差反応性を示すことが実証された。今後、免疫誘導の強度や確度を上げるため、D-オクタアルギニン固定化高分子の品質の安定化やアルギニン鎖長の最適化等を行い、抗原キャリアとしての同高分子の実用化を目指す。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst