ラベルフリー、非侵襲的な細胞ソーティングのための機能性マイクロ構造化表面のオーダーメイド設計手法の確立
研究責任者 |
三好 洋美 独立行政法人理化学研究所, 基幹研究所 超精密加工技術開発チーム, 協力研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 混合状態の細胞から標的細胞をラベルフリーで識別・分離し、非侵襲的に収集するためのマイクロ構造を細胞種毎にオーダーメイド、ボトムアップで設計するための最適設計問題の定式化を行うことを目的とし、標的細胞を95%以上の精度で識別・分離可能なモジュールとその配置の最適設計を、少数(< 10個)の細胞変数を用いて定式化することを目標とした。上皮系、間葉系のモデル細胞株を用いて研究開発を進めた結果、由来組織の違い、がん細胞としての悪性度に違いに基づき、5%未満の誤識別率で標的細胞を識別、分離、収集するためのマイクロ構造を同定することに成功した。研究開発期間中、共同研究先候補の企業を得ることができ、実用化に向け、プロトタイプの作製および性能評価に関する議論を開始している。
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