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交互吸着膜の膜形成過程における電圧印加効果に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 白鳥 世明  慶應義塾大学, 理工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要常温・常圧で簡便に機能性薄膜を作製する技術として「電圧印加交互吸着法」を構築した。交互吸着法は異なる電荷をもつ2種の溶液に基板を浸すことにより、クーロン力によって溶液中の物質を積層するウェットプロセスによるナノコーティング技術である。膜厚の制御性に優れた製膜方法であるが、時間がかかることが欠点であった。 そこで、本研究では、基材に電圧を印加する装置の自動化を行い、製膜時間を大幅に短縮した。また、特異的な膜構造の発現機構の解明を試みた。その結果、溶液の水素イオン濃度と印加電圧によって、膜の微細構造の制御可能を見出した。今後は、センサやロール型フィルム製造など実用的な観点での応用展開を目指したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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