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空気圧を利用した薄膜軽量遮音構造の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西村 正治  鳥取大学, 大学院 工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究は、網で挟み込んだ袋状の薄膜に内圧を加えることにより、その剛性効果で高い遮音効果を得る全く新しい軽量遮音構造の開発を狙うものである。既に小型の要素試験でその効果は検証済みであるが、ここでは実物大寸法に対して、その効果の検証を行った。 結果、低周波で期待どおりの遮音効果が得られるものの、中周波域で必ずしも加圧力に比例しない複雑な遮音スペクトルが得られた。そこで、桟、網、膜の3自由度の並列回路モデルを構築することにより、その現象をある程度解明することができ、実際の設計に役立つツールを開発することができた。まだ共振による遮音効果の落ち込みを回避する手段の開発が課題として残っているが、共同研究企業が見つかり、今後実用化に向けて開発を進めていく予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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