非メカニカルな血流速度分布計測用2次元断面走査型レーザドップラー速度計の開発
研究責任者 |
丸 浩一 香川大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 高信頼かつ小型な血流速度分布計測手法の確立を目指し、速度方向に対して垂直な断面内を非メカニカルに走査可能な2次元断面走査型LDVを開発した。波長可変レーザと光スイッチを備えた本体と回折格子を備えたプローブを偏波保持ファイバアレイで接続する構成を提案し、模擬光学系による実験の結果、2次元断面走査可能であることを確認した。拍動による流速方向変化にも適した技術開発として、音響光学変調器および電気光学変調器を用いたヘテロダイン方式による速度方向識別方法を検討した。本方式を2次元断面走査用光学系に適用し、2次元断面走査かつ速度方向識別が可能となった。今後、プローブ小型化および流管を用いた実験を進めていく。
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