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究極的な回折格子の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 海老塚 昇  名古屋大学, 工学研究科附属プラズマナノ工学研究センター, 特任准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要Birefringence Binary Bragg (3B) 回折格子は厚い矩形格子を構成する2種類の媒質のS偏光(TE波)とP偏光(TM波)の屈折率の差をそれぞれ調節することによって、直線偏光のみならず、自然偏光や円偏光に対しても最大100%の回折効率を達成することができる。本プログラムにおいて3B回折格子を実用化するために液晶の3B回折格子を試作した。設計値はS偏光の効率が0%、P偏光の効率が20~30%に対して、液晶が配向膜とは異なる方向に配向したために、S偏光の回折効率が最大24%、P偏光の回折効率が最大9%であった。また、透明電極に電圧を印可することにより、液晶と矩形格子の樹脂の屈折率がほぼ一致するために素通しの窓になることを確認した。今後も液晶や複屈折性結晶の3B回折格子の実用化研究を継続する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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