「PLAタグ」を利用した異種タンパク分泌発現システムの開発
研究責任者 |
岩崎 雄吾 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題では組換え大腸菌を用いて異種蛋白質を菌体外に分泌発現させることを目的とした。種々各種酵素や単鎖抗体をホスホリパーゼA2タグ(PLAタグ)との融合蛋白として発現させ、それらの分泌発現に成功した。しかし、更なる検討の結果、これらの蛋白質はPLAタグを融合せずとも菌体外に分泌されることが判明した。そこで、酵素の生産を最適化したところ、1リッターあたり数百mgもの発現量を達成した。またPLAタグ-単鎖抗体融合タンパクに関して、PLAタグを検出タグとしても利用することで、二次抗体を用いない簡便な酵素免疫検出系を構築することができた。
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