表面修飾酸化チタンナノチューブの大量生産と安定分散技術の開発
研究責任者 |
加藤 太一郎 兵庫県立大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本申請課題では、酸化チタンの持つ高いUV吸収能力はそのままに光触媒活性のみが完全に抑制された表面修飾酸化チタンナノチューブを、エネルギー転換材料として企業へと技術移転することを目標に研究を行った。本目標を達成するために克服すべき2つの課題、1原料となる酸化チタンナノチューブ(TNT)の大量合成方法の確立と、2作成した表面修飾酸化チタンナノチューブ材料の高効率な分散方法の確立、を設定した。検討の結果、オブザーバー企業の協力によって試作した70Lの反応容器を用いることによって、一度に1.1 kgのTNTを調製することが可能となった。また、分散についても濃度3wt%(添加剤なし)から30wt%(添加剤あり)にて安定分散する条件を見出すことができ、企業化への道筋を立てることができた。
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