1. 前のページに戻る

天然硫酸化多糖サクランを用いた抗炎症性被覆シート剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 本山 敬一  熊本大学, 大学院生命科学研究部, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要創傷に対する治療は、従来のガーゼと消毒薬の治療法から、創傷面の再生組織を殺傷させないために消毒薬を用いず、創傷面を被覆・保湿させることで、自然治癒を促進させる湿潤療法へと移行しつつある。本申請課題では、消炎性を有する創傷被覆シート剤としての天然硫酸化多糖サクランの有用性評価を行った。我々はサクラン含有シート剤の作成に成功し、優れた強度および安定性を有することを見出した。また、サクランはアトピー性皮膚炎モデルマウスの創傷行動を抑制、抗炎症作用を有する傾向が示された。今後、抗炎症作用に優れるサクランシートの改良を行い、将来的には臨床試験を実施する予定である。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst