カラーコード変異識別法の創成を指向した分子構造自己転移性DNAプローブの開発
研究責任者 |
橋本 雅彦 同志社大学, 理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、リガーゼ検出反応(Ligase Detection Reaction; LDR)によって生成された一塩基変異の存在を示すDNA断片に選択的に応答し、分子構造が自己転移することで蛍光シグナルを発するようになる特性を具えた蛍光共鳴エネルギー移動(Fluorescence Resonance Energy Transfer; FRET)プローブを開発することを試みた。作製されたプローブは、生成されたLDRプロダクトに特異的に応答し、FRETのオン/オフの状態の違いでシグナル強度に約27倍の差が表れ、一塩基変異の迅速かつ高感度な検出が達成された。本研究で得られた技術的基盤を発展させることにより、最終目標とするカラーコード変異識別法の実現が期待される。
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