顎口腔機能の可視化技術に基づく歯科診療支援システムの開発
研究責任者 |
重本 修伺 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究課題では、顎関節形態の三次元再構築のための骨の輪郭描出、顎運動との統合、診断のための顎運動の表示方法について検討している。 CT像(DICOMデータ)から顎関節を側頭骨関節窩および下顎頭の自動抽出を実現するまで研究を進めることができなかったが、歯列形状データおよび顎関節形状データと顎運動データの座標系を一致させる治具については、その仕様を決定できた。これによりそれぞれの座標系の重ね合わせの手法が一義的に決まるので、顎運動、顎関節形態情報解析表示用ソフトウエアの開発の目処も立っている。本研究課題は、当初計画の60~70%は達成できた。今後は、実際の測定データを用いた精度検定を実施し実用化に向けた評価実験を継続する。
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