研究責任者 |
寺崎 寛章 福井大学, 大学院工学研究科, 研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 過疎高齢化が進む積雪地域において、平成18年度豪雪では全国の死者は152人に達し、その約60%が屋根雪処理に関連した事故である。このように屋根雪問題は人命に関わる重要課題であり、安価・安全に滑雪できる屋根雪処理装置のニーズが高まっている。本研究では膜材を利用した軽量かつ安価な"屋根雪処理装置"を提案するとともに、野外落雪試験により本装置の滑雪性能を評価した。その結果、本装置は10~70kg/m2の屋根雪に対して10分以内に迅速に落雪することができた。更なるコストの低減、施工方法の簡略化を図れば、積雪地域における装置実用化および普及が見込める。
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