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人工合成N型糖鎖を持つネオグライコ酵素の作製とその応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 伊藤 孝司  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要N型糖鎖挿げ替えを触媒するEndo-M酵素を利用し、ヒトリソソーム酵素に人工合成機能性N型糖鎖を付加した「ネオグライコ酵素」の創製を目標とした。達成項目として、1) 組換えカイコによる活性型カテプシンA(CTSA)の大量発現・精製法の確立、2)~4)均一な機能性N型糖鎖とオキサゾリン誘導体の化学合成・保存法を確立(特許出願予定)、機能性N型糖鎖含有CTSAの作製に成功した。5).カイコ由来精製CTSAの培養単球細胞内への取り込みとリソソームへの輸送が示され、期間内の達成度は80%であった。今後は、能性N型糖鎖含有CTSAの製造効率を向上させ、新規Ctsa欠損モデルマウスへの補充治療効果を評価する。本技術により、異種宿主で大量発現した組換えヒトリソソーム酵素のN型糖鎖を均一な機能性糖鎖に高効率で変換できれば、他のリソソーム病治療薬としても応用展開できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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