新規プロモーターを用いた種子貯蔵油脂増量技術の開発
研究責任者 |
木嵜 暁子 静岡大学, 理学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 油糧作物由来のバイオ燃料の需要が高まっているが、増産化が課題となっている。植物種子における油脂合成は、種子成熟初期におこる脂肪酸合成と、少し遅れておこるトリアシルグリセロール合成からなっている。それぞれの反応に関わる酵素遺伝子は発現期間が限定されており、これが油脂合成量を制限している。この問題点を解決するために、種子成熟の初期から後期まで強い発現を示すキメラプロモーターを開発した。 本研究は、新規プロモーターを用いて油脂合成関連酵素を長期間発現させることにより、シロイヌナズナの種子貯蔵油脂量が増加することを示した。今後非食用植物(カメリナ)に応用することによりバイオ燃料を増産する可能性を示した。
|