オクラ揮発性物質を用いた捕食性天敵ヒメハナカメムシ類の行動制御
研究責任者 |
高林 純示 京都大学, 生態学研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | ハナカメムシ誘引成分をオクラの先端部より同定し、それを用いたハナカメムシ行動制御技術のシーズを確立する研究を行った。オクラ先端部で採取したヒメハナカメムシ類の種を同定した結果、タイリクヒメハナカメムシ、ナミヒメハナカメムシとコヒメハナカメムシが約4:4:2の割合で発生していた。実験室内の誘引試験において、ヒメハナカメムシはオクラ先端部からの揮発性物質に特異的に誘引されることが明らかとなった。単なる天敵放飼ではなく、効果的な天敵利用技術を実現するために、今後候補化合物を用いた野外での誘引実験を行い、ハナカメムシ行動制御技術を確立する。
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