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インテリジェンス型エクソソームを用いた癌指向性核酸デリバリーシステムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石橋 宰  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要癌指向性ペプチドを付加したヒトβ-macroglobulin(hB2M)であるhB2M-iRGD、およびhB2M-RGDの発現プラスミドを作製し、エクソソーム高分泌細胞であるヒト前立腺癌細胞株PC-3に導入した。続いてウェスタンブロット法により、目的蛋白質が強く発現されていることを確認した。さらにその培養上清からエクソソーム(iEXO)を回収し、同様にウェスタンブロット法で解析した結果、当該蛋白質を検出することができたが、シグナルはきわめて微弱であった。そのため、期間内には、当初の計画していた細胞・生体レベルでのiEXOの抗腫瘍効果の評価には至らなかった。しかし、現在、iEXOの効率的な回収・濃縮に成功しつつあるため、今後も研究を継続し、別の方法で調整したiEXOも含めて、残りの実験計画を遂行する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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