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グリセリン廃棄物を副生しない廃食油からの軽油代替燃料製造技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 甲斐 敬美  鹿児島大学, 大学院理工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要廃食油の有効利用の観点から、油脂とメタノールと反応させて、軽油代替燃料であるバイオディーゼル燃料を製造する方法が普及してきた。しかし、このプロセスには用途のないグリセリンが副生されるという欠点がある。本研究では、メタノールの代替として炭酸ジメチルを使用することで、グリセリンを副生せず、触媒以外の物質がすべて燃料として利用できる実用的な製造方法の検討を行った。本研究においては、ナトリウムメトキシド触媒の新規な調製方法により動粘度等の物性が通常のバイオディーゼル燃料に対するJIS規格を満たすような燃料を常圧、90°C以下の比較的温和な反応条件で、分離工程まで含んで8時間未満で製造する方法を確立した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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