脳回路機能解析のためのセンサー統合スライス標本維持実験システム
研究責任者 |
冨永 貴志 徳島文理大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 脳の認知機能異常は様々な要因で惹起される。その予防法治療法開発を迅速に行うには小動物スライス標本の神経回路機構を調べる実験が必須である。しかし、標本を適切な生理状態に維持し実験装置に導入する標準的な機器や手段が乏しいことが研究推進の障害になっている。これを克服し、経験や知識の少ない実験者でも標準化された再現性の良い評価実験を遂行できるようにすることを目標とした。開発したチャンバーに酸素濃度計測センサーを設置し、一体化した温度調節機能をつけた。当初の目的を達成し、溶液還流系などを一体化し、簡単に生体標本、神経回路機能の評価実験を行いうる装置を開発に成功した。製造上の問題を検討し早期に製品化する。
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