外耳道へ挿入するイヤホン型センサーで咀嚼回数を測定する装置の開発
研究責任者 |
増田 裕次 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 噛むことの大切さや、歯科治療後の噛む能力の回復などを評価するために、咀嚼回数を測定することは重要である。本研究は、正確かつ簡便に咀嚼回数を測定する装置を開発することを目的とした。外耳道に入るような、低周波マイクロホンを内蔵したセンサーを作製し、咀嚼したときに記録される波形を特定のアルゴリズムで解析した。その結果、咬筋筋電図から得られた咀嚼回数と外耳道内圧波形を分析し、算出した咀嚼回数との相関の決定係数は0.889と比較的正確な測定ができた。今後、他のパラメータの検討に加えて、咀嚼回数測定を自動的に行うためのソフトウエアを開発することにより、咀嚼回数測定装置の商品化へと進むことができると考える。
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