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核酸を識別するためのNano-PALDI質量分析(MS)の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 平 修  北陸先端科学技術大学院大学, マテリアルサイエンス研究科, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要核酸(DNA,RNA)は生命の設計図であり、医薬品にもなり得る材料である。その際、塩基配列、鎖長を簡便に理解することは重要であり必須の分析である。申請者は、ナノ微粒子と質量分析(MS)を組み合わせたNanoparticle-Assisted Laser Desorption/Ionization(Nano-PALDI) MSを用いて、核酸をイオン化すると、核酸内のリン酸基2個に対し、1個のFe2+イオンが付与される核酸特異的な事象を見出している。結果として、スペクトルを見るだけで核酸であること、また、Fe2+の付与数から塩基鎖長を推測することを可能とした。イオン化するナノ微粒子の最適化に成功し、鉄系、及び銀系のナノ微粒子が核酸、核酸塩基をイオン化することに適していることを見いだした。今後、疾病に関わる核酸配列に対して本法が応用できることを示していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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