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生体組織類似の弾性率まで硬化する体温応答性インジェクタブルコラーゲンゲルの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 柚木 俊二  地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要室温以下で少なくとも30分間流動性を保ち、生体内温度で急激に硬化するインジェクタブルなコラーゲン/ゲニピンゲルシステムを開発した。温度応答性のゲル化にはコラーゲン線維化のみならずゲニピン架橋の温度応答性が寄与していた。最終的なゲルの弾性率はゲニピン濃度およびコラーゲン濃度と比例し、ゲニピン濃度0.25mM以上で明確な硬化が認められた。コラーゲン/ゲニピンゾルに細胞を混合すると著明な細胞毒性を生じ、細胞のインジェクタブルキャリアとしての応用が難しいと推定された。一方、ラットを用いた皮下注入試験では組織障害が見られず、ドラッグデリバリーキャリアとしての可能性が示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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