三本ロール漆の酵素/熱二段階硬化による食器洗浄機対応型塗膜の開発

研究課題

研究責任者	梶本武志和歌山県工業技術センター, 生活・環境産業部, 主査研究員
研究期間 (年度)	2012 – 2013
概要	三本ロールにて加工された漆について、酵素及び熱の二段階方法により硬化過程を改良することにより食器洗浄機で洗浄できる漆膜の開発を行った。漆膜形成に際し、初期は加湿に伴って酵素のはたらきで塗膜を形成させ、最終段階では加熱することでより一層塗膜の硬さを付与することができた。得られた漆塗膜は鉛筆硬度が3Hとなり水洗浄だけでなく耐摩耗性を付与した塗膜を提供することができることが分かった。