リビングラジカル重合法とラジカルカップリング法を用いた「理想網目」構造ポリマーの合成と物性の解明
研究責任者 |
中村 泰之 京都大学, 化学研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | ポリマー鎖と架橋剤からなる網目構造ポリマーは様々な材料化が可能な高分子である。本研究では高度な重合制御法であるTERPと高効率ラジカルカップリング(RC)反応を用い、網目構造が均一で、高度な機能性が期待できる「理想網目」構造ポリマーの合成開発を行った。網目構造ポリマーの原料となるテレケリックポリマーをRC反応により合成する手法を確立し、これを用いた網目構造ポリマー合成を行った。本手法は「理想網目」構造ポリマー合成の基礎となるものである。今後の、網目構造ポリマーの合成法の最適化や得られる網目構造ポリマーの力学特性検討を通して機能性ポリマー材料開発が期待できる。
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