脳冷却機能を持つ術中モニタリング用硬膜下留置式多機能センサの開発
研究責任者 |
野村 貞宏 山口大学, 医学部附属病院 脳神経外科学, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究の目的は、術中脳モニタリング技術を新たなステージへ導き、脳外科手術後の脳機能維持・回復に繋げることであった。「脳腫瘍・てんかん・脳血管障害」における外科的手術では、術後の脳機能維持を目的として、脳波電極を用い運動関連誘発電位や体性感覚誘発電位による術中モニタリングが実施されている。このような確立されたモニタリング手法のさらなる機能向上のため、本研究では、局所脳冷却や脳血流・脳温度計測を同領域にて実施可能な多機能センサの開発を進めた。フレキシブルプリント基板技術を用いることで、水路の作製から、微小素子の実装を基板上に配置することを達成した。今後は、すべてのセンサを1つの基板上に実装することで当初の目標を達成すべく研究開発を進める予定である。
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