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磁場と磁性ナノ粒子の相互作用を利用した酵素機能制御技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 古賀 雄一  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要磁気印加によって酵素の活性化が可能なハイブリッドナノ粒子の開発を行った。交流磁場の印加により局所的に加熱することが可能な酸化鉄粒子に金ナノ粒子を担持させた金/酸化鉄複合ナノ粒子を合成し、粒子の二次粒径、表面処理の有無などが酵素固定化与える影響について検討した。また、金ナノ粒子に特異的に吸着するメチオニンタグを付与した酵素を作成し、高固定化効率で固定化酵素の比活性への影響がない固定化法が確立された。また、得られた固定化酵素に交流磁場を印加した場合、粒子の局所的な発熱による酵素活性の増加のためには、熱の拡散防止の必要性が明らかとなった。今後、本ハイブリッドナノ粒子を用いた反応系全体の最適化によって実用化が可能になると見込まれる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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