凍結乾燥を用いたマイクロポーラス層レス固体高分子形燃料電池の開発
研究責任者 |
村上 英司 あいち産業科学技術総合センター, 産業技術センター 自動車機械技術室, 技師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究課題は、従来技術と比較して低コスト化および小型化が期待できる固体高分子形燃料電池用膜電極接合体作製技術を開発することを目標とした。膜電極接合体を作製後、凍結乾燥処理を行った。作製した膜電極接合体の発電特性の評価および電極微細構造の分析を行った。結果、マイクロポーラス層を用いた場合の発電特性を上回る作製条件を見出し、本研究課題の目標値を達成した。また電位サイクルによる耐久試験を実施し、凍結乾燥処理による発電特性が持続されることを確認した。今後も凍結乾燥による性能向上について分析を行い、作製条件のさらなる最適化と、異なる発電条件下における発電特性の評価を行い、凍結乾燥による性能向上の有用性について検証していく。
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