研究責任者 |
酒井 一昭 滋賀県東北部工業技術センター, 機械・金属材料担当, 主任専門員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 介護なしで、自ら操作することで快適な走行を実現する自走式片手用パワーアシスト車椅子の開発を目的に、申請者がノウハウを有する車椅子のハンドリム操作から簡易な機構で精度良くトルク検出できる新機構を検討し、最大検出操作力を200Nに設定した設計により操作トルク検出機構付ハンドリムを試作した。これを用いて負荷実験を行ったところ、操作トルクの出力電圧が高精度に得られる方法を見出した。また、車椅子の制御性を向上させる観点から3本ハンドリム式の駆動軸部を簡易な機構に改良した。今後は実用化に向けて、自走式片手用パワーアシスト車椅を完成させて、その適用効果を実証していく予定である。
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