人工シデロフォアによる革新的高感度微生物センサーの開発
研究責任者 |
猪股 智彦 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本申請では、私共が開発した人工シデロフォア修飾基板による微生物検出システムに関し、従来103個 / mL程度の検出感度であった本技術を数百個 / mLにまで改良することを目的とした。本申請では、現行法の改良、センサーの変更、シデロフォア分子修飾法の改良、の主に3つのアプローチを用いて検出感度の上昇を目指した。その結果、現在の微生物検出システムと人工シデロフォアが修飾された微粒子を併用することで、検出感度を10倍以上向上させることに成功し、申請時の目的であった100~500個 / mLの微生物を確実に検出可能となった。人工シデロフォアの修飾法の改良にも成功しており、今後は両者を組み合わせる事で10~100個 / mLの検出感度の達成を目指す。
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