p型3C-SiCを利用した太陽光-水素エネルギー変換技術の確立
研究責任者 |
加藤 正史 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では産業界にアピール可能なエネルギー変換効率である1%を目標とし、3C-SiCを利用した太陽光-水素エネルギー変換技術の確立を行う。研究開発期間において残念ながら変換効率の向上は達成できなかったが、SiC内部の空乏層幅およびキャリアライフタイムを長くすることがエネルギー変換効率向上に有効であること、また対向電極には酸素過電圧の低い物質を使わなければエネルギー変換効率が下がってしまうこと、の二点が明らかになった。さらに水素ガスの直接観測を実施し、光電流値によるエネルギー変換効率の見積りが妥当であることも明らかになった。これらの情報はSiCによる太陽光-水素エネルギー変換技術の確立において、有効に利用できる。
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