高選択性タンパク質吸着リガンド設計システムの開発と血漿性タンパク質吸着材探索への応用
研究責任者 |
湯井 敏文 宮崎大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | コンピュータによるタンパク質高選択性吸着リガンドの分子設計手段を開発し、それを手段として血漿成分中の疾患原因物質に特異的なリガンド吸着材を探索した。目標の探索効率をほぼ達成する探索システムを構築し、それを用いて新規リガンドを探索したところ、目標に定めた疾患原因物質に対する吸着特異性が期待される持つ十数個のリガンド候補を提案した。一方、吸着特性評価の定量性向上を目的として、ドッキング構造の最適化計算システムを開発し、性能を検証した。その結果、最初の探索結果と大きく異なる傾向が示された。最適化ドッキング構造のレセプタータンパク―リガンド間の結合エネルギー評価方法に原因があると推定され、その対策を提案した。
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