リポソーム内蛋白質合成系を用いた 多剤排出トランスポーター阻害剤スクリーニング技術の開発
研究責任者 |
松浦 友亮 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 研究責任者らは、これまでに開発した膜蛋白質スクリーニング技術(特願2012-145795)を改良し、多剤排出トランスポーターの薬剤排出活性を阻害するペプチド、もしくは抗体製剤(バイオ医薬品)のスクリーニング技術を開発することを目指している。そのため、本研究課題では、(1)ペプチドライブラリーをデザインし、(2)多剤排出トランスポーターの一つであるEmrEのEthidium Bromideトランスポート活性のセルソーターを用いた評価系を構築することに成功した。これにより、生細胞を一切用いることなく直接EmrEのトランスポーター活性を阻害するペプチドをスクリーニングすることが可能となった。今後、本技術を用いて新規ペプチドの創生を目指す。
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