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新たな天然系薬剤排出ポンプ抑制剤による食品・化粧品用防腐剤の低減化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤田 憲一  大阪市立大学, 大学院理学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要アネトールは、それ自身弱い抗菌活性を示すが、薬剤の排出を抑制することから、特に、他の薬剤と組み合わせた場合、相乗的抗菌活性を示す。本研究の目的は、アネトールと食品および化粧品用防腐剤を組み合わせた場合、実際に防腐剤の使用を低減できるかどうかを、より実用に近いレベルで評価することである。アネトールと種々の防腐剤との組み合わせにおける相乗的抗菌活性を検討した。その結果、化成タイプおよび天然系食品用の防腐剤と組み合わせた場合、相乗効果が判明した。次いで、化粧品用の防腐剤との相乗作用を調べたが、相乗効果は認められなかった。以上の結果より、アネトールを添加補助剤として用いることによって、化成タイプ不含の天然系食品用防腐剤の開発が可能になると期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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