導電性磁性マイクロビーズを用いたワンステップ免疫検査法の開発
研究責任者 |
椎木 弘 大阪府立大学, 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 金ナノ粒子を用いる導電薄膜形成技術により磁性ビーズを被覆することで、バイオプローブとの高い親和性を利用したプローブ導入量の向上および迅速な免疫検査法の開発を目指した。金ナノ粒子被覆により磁性ビーズへの導電性(1.2Ω)の付与およびプローブのワンステップでの高効率導入(従来比10倍以上)が達成された。これらの結果に基づき、微量試料からのターゲットの分離、濃縮と高感度な検出、定量とが同時に可能な新しい検査法の構築が達成された。本法によれば、免疫検査において、更なる迅速化、高感度化が可能となるため、インフルエンザ、口蹄疫ウイルス感染症などのワンステップ検査への応用展開が可能になる。
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