防災教育への動機づけのためのゲーミングによる学習支援システムの開発
研究責任者 |
堀 雅洋 関西大学, 総合情報学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | ハザードマップは記載される情報量の多さからその内容を理解することは必ずしも容易でない。申請者らは避難施設や危険区域に関する地理データについて大阪府高槻市より提供を受け、状況に応じた説明を提示する地理情報システムを試作した。予備検討の結果、状況に応じた情報提示の有用性は確認されたが、より的確な状況判断には避難行動や災害状況に関する前提知識の習得が不可欠であることが明らかとなった。本課題では、学習への動機づけを高めるために認知心理学における記憶研究の成果を援用し、ゲーム的要素を採り入れた学習支援システムを開発する。防災教育分野での学習支援手法を確立し、ディジタル教材として教育市場への展開を目指す。
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