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インジェクタブル多血小板血漿(PRP)調製システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 川瀬 知之  新潟大学, 医歯学系, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要美容整形で社会問題化しているPRP注入療法による「青あざ」が、調製者の未熟な技術による赤血球の混入であることから、従来の遠心分離法にたよらないフィルターによる調製法の開発をめざした。しかし、赤血球と血小板の一体化が予想以上に強力であったことから、フィルターによる分離で最適な条件を見つけるには至らなかった。そこで、代替法として、従来の遠心分離でBuffy coatを分画化するステップを見直し、血小板を血漿分画全体に濃縮することとした。この分画から赤血球分画と接しない部分(上部90%)を再度遠心することで赤血球の混入しないPRPを容易に調製できた。初期の目標とは異なるものの、これは調製者の技術的熟達度に影響されない方法であり、「青あざ」発生の危険性を著しく低下させる効果が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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