計算効率とメモリ効率に優れた類似データ検索手法の実現
研究責任者 |
岩村 雅一 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 本研究では、大量に集められたデータの中から検索質問(クエリ)と類似するものを高速に検索可能な「近似最近傍探索」と呼ばれる基盤技術において、計算効率とメモリ効率の両方に優れた手法を提案する。我々は近似最近傍探索において、同一検索精度を実現するために必要な計算時間が世界で最も高速な手法を実現し、特許出願も済ませている(現在では、国際特許も出願済み)。しかし、メモリ使用量については考慮していなかった。そこで、本研究ではこの手法で必要となるメモリ使用量の削減を試みた。実験の結果、検索精度の減少と計算時間の増加があったものの、メモリ使用量を16分の1に削減することができた。
|