神経細胞の配向制御によるOn chipネットワーク形成技術の開発
研究責任者 |
宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部機械工学科, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 神経疾患治療薬スクリーニングのためのOn Chip型神経回路の開発を最終目標とし、本研究では神経細胞パターニング技術と軸索伸展方向の制御技術の確立を目的とした。成果としては、誘電泳動を用いた神経細胞の電極基板上へのパターニング技術を確立し、さらに、軸索伸展方向を制御するために神経成長因子(NGF)の流動機構を構築することで、パターニングされた神経細胞集団の一部において軸索伸展方向を制御することに成功した。今後は細胞集積密度を向上し、加えて基板への細胞接着因子のコーティングを行うことで、連続的に軸索ネットワークが接続された神経細胞回路の作製および活動電位の観測系の開発を行う計画である。
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