細胞間相互作用存在下で評価可能かつ再現性に優れる薬効評価ツールの開発
研究責任者 |
境 慎司 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題では細胞間相互作用存在下で評価可能かつ再現性に優れる薬効評価ツールの開発を目指し、独自の手法によって球状組織体の表面に相互作用を再現したい細胞層を形成させた組織体を作製し、上市されている薬剤を用いた評価と液体窒素中での凍結保存可能性の評価から、その有用性を実証することを目標とした。検討は株化がん細胞より作製した球状組織体表面に血管内皮細胞層を形成させた組織体を用いて実施し、各検討項目に関して、ほぼ期待通りの結果を得ることができた。今後は、さらに研究を発展させて薬効評価ツールとして実用化することを目指し、そのために必要な製薬企業などのパートナー獲得を目指す。
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