プリンタブル包装樹脂フィルムへの大気圧プラズマ処理
研究責任者 |
田上 英人 豊橋技術科学大学, 電気・電子情報工学系, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 包装フィルムへの消費期限などの表示には印字が採用されることが多いが、インキの密着度が強くないため、商品流通過程におけるインキの脱落等の問題をかかえている。本研究では、包装フィルムの印字部分を大気圧メゾプラズマの一つであるグライディングアーク(GA)装置を用いて表面改質し、インキの密着度向上を図ることにより、他の製品との差別化をはかることを試みた。 一般的な処理方法であるコロナ放電とGAとで印字密着性を向上できるか確認したところ、GAを用いた処理のほうが印字の密着度が高いことが明らかとなり、樹脂表面処理に好適であることを確認し、印字の脱落が減少できることを明らかにした。今後の開発目標は、実際のラインに組み込んでの実用試験であり、現在試行中である。
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