新規GAPDH凝集阻害剤によるアルツハイマー病治療薬開発の更なる展開 :ペプチドミミックによる非ペプチド性低分子化合物の創製
研究責任者 |
中嶋 秀満 大阪府立大学, 生命環境科学研究科 獣医学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 研究開始時のシード化合物であるGAPDH凝集阻害剤オリゴペプチドから、更なる活性向上と非ペプチド性低分子化合物への展開を目的に、複数のペプチド合成とスクリーニングを実施し、最適化ペプチドの同定に成功した。また、最適化ペプチドを含む複数のオリゴペプチドの構造活性相関から、非ペプチド性低分子化合物SH-001の創出に成功した。今後の展開として、SH-001をリード化合物とする合成展開と低分子での特許出願に注力し、また、アルツハイマー病モデルマウスを用い、病態モデルでの有効性評価を実施していく予定であり、技術移転および製薬メーカーとの共同開発の可能性が充分に期待される。
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