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内部貫通孔を有するカプセル型抽出剤によるレアメタルの高効率回収

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 塩盛 弘一郎  宮崎大学, 工学教育研究部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要W/O/Wエマルションを出発状態として有機相でジビニルベンゼンを重合して内部に連結した球状孔を有し抽出剤を内包もしくは含浸担持した多孔質マイクロカプセルおよび微粒子を調製した。レアメタルの抽出剤として2-エチルヘキシルリン酸モノ2-エチルヘキシルエステル(PC-88A)、ニッケルの抽出剤として1-(2-ヒドロキシ-5-ノニルフェニル)エタノンオキシム(LIX84-I)、貴金属の抽出剤としてトリ-n-オクチルアミンを内包もしくは含浸担持させた。内包率は、マイクロカプセルの場合が最大約30%および多孔質微粒子の場合が最大60%と高かった。連結球状孔の無い微粒子を用いた場合に比べ、連結球状孔を形成させた方が抽出速度は、早くなった。バッチ法およびカラム流通法により目的とする金属を抽出分離できることを実証した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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