1. 前のページに戻る

太陽電池の発電効率を向上させる波長選択透過性遮熱ネットの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 原田 真  あいち産業科学技術総合センター, 三河繊維技術センター産業資材開発室, 主任研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要太陽電池の夏場の温度上昇を抑えるための、発電に必要な波長の光は透過し熱線を遮断するネットの開発に取り組んだ。ネットを構成する遮熱糸として、溶融紡糸技術を活用した遮熱中空糸および太陽光の波長を選択的に透過・反射するフィルムをスリット加工した波長選択スリット糸の開発を行った。ネットは、太陽電池の冷却効果を高めるために5種類の網構造を検討し、遮光率、通気性、投影面積率を評価して構造を決定し、遮熱中空糸および波長選択スリット糸を用いて作成した。太陽電池を用いた評価は、あいち臨空新エネルギー実証研究エリアの多結晶シリコン型太陽電池施設で実証実験を行い、裏面温度の低減効果と発電能力の評価を行った。また、さらなる発電量の向上を図るために、未利用の紫外線を太陽電池の吸収波長に変換させる技術についても検討を行い、期待できる基礎的なデータを得た。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst