生活環境下における背景雑音に頑健なユニバーサル声質変換の研究開発
研究責任者 |
滝口 哲也 神戸大学, 都市安全研究センター, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、構音障がい者の自立生活を支援する新しいユニバーサルデザインの研究開発を目的としている。構音障がい者の発話スタイルは健常者と全く異なるため、その内容を聞き取る事が困難な場合があり、地域社会から取り残される事がある。本研究責任者らは、これまで構音障がい者の声質変換の研究を進めてきている。しかし実際の生活環境下では様々な雑音が存在するため、障がい者の発話音声には背景雑音が重畳し、声質変換の性能が劣化する。本課題では、音声に重畳する雑音を考慮した声質変換の定式化を提案し、雑音下にて実証実験を行い有効性を示した。本研究成果は、全ての人々が共存したコミュニケーション社会構築に資するものである。
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