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化学マイクロアクチュエータの探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 前田 真吾  芝浦工業大学, 工学部, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究の目的は、申請者がこれまで研究を行ってきた周期的に体積振動を生成する自律駆動ゲルをマイクロ・ナノ成形加工技術との融合により、化学マイクロアクチュエータを実現しマイクロ流体素子に応用展開することを研究目的とする。生体システムでは、多段かつ並行的な多数の化学反応の連鎖により、情報処理からアクチュエーションまでが行われている。本研究は、そのような生命の仕組みを模倣したデバイスを目指し、電力を脱却した新原理の分子機械として、化学システムを基礎とした化学マイクロアクチュエータを実現し、その設計指針を確立するものである。 具体的には、化学振動反応であるBZ反応を刺激応答性高分子ゲルに組み込んだ自律駆動ゲルを用いてマイクロポンプとしての性能を検討した。ダイアフラム型ポンプを今回のゲルの仕様に合わせて設計し、流体駆動実験を行った。結果として、マイクロチャネル内の流体を0.02μL/minで往復運動させることが可能となり、流体拍動に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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