1. 前のページに戻る

蚊を模倣した中空微細針の開発と液体吸引・吐出性能の評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 青柳 誠司  関西大学, システム理工学部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要生体適合金属(タングステン、ステンレス)を材料として、蚊の口針を模倣した無痛微細針を開発した。この微細針は、1) 精密機械加工技術、または 2) MEMS加工技術を用いて作製され、蚊の口針と同等の大きさ(直径数10マイクロメータ)を有している。専用工具を用いたマイクロ加工により針側面に数マイクロメータピッチのギザギザ形状を付加することで、針の穿刺抵抗力を低減することに成功した。極薄の円形刃を用いて微細針に幅15マイクロメータの溝を形成することで、液体や血液を吸引・吐出可能な中空微細針を作製することにも成功した。また治具を用いることで、作製した微細針を座屈することなく対象(人工皮膚)に穿刺することにも成功した。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst