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イオン液体を利用した環境にやさしい導電性多糖類ゲルの創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 木村 敦  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究開発課題では、誘導化や橋かけ助剤添加を伴わない環境にやさしい導電性多糖類ゲルの高効率合成プロセスの確立、および有機電解質に必要とされる電気伝導度1 mS cm-1以上を有するゲルを作製することを目標とした。温度および湿度を精密に制御した条件で、多糖類の一種であるセルロースを高濃度溶解したイオン液体溶液を調製し、放射線を照射することで、最大収率14 %のセルロースゲルを作製することに成功した。また、イオン液体を膨潤したセルロースゲルは3.0 mS cm-1の導電性を有することから、人工筋肉などのアクチュエータや生体電位測定用電極材等の医療分野への利用が期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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