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物理層秘匿性を有するカオス複数アンテナ通信方式の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡本 英二  名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要今後宅内などの短距離無線システムに適用されると考えられるマルチユーザ複数アンテナ(MIMO)伝送方式とMIMOダイバーシチ技術に対し、カオス通信技術を導入した手法を構築し、既存技術に無い電波の秘匿性確保と、伝送ビット誤り率低減、計算量増大の抑制を同時に実現する研究開発を実施した。その結果、計算機シミュレーションにより、物理層秘匿性を有し誤り率特性を既存手法より向上させる1対多通信のマルチユーザカオスMIMO伝送手法が確立された。またダイバーシチ技術の高速化を実現する多値化カオスMIMOが構築され、16QAM伝送相当の物理層秘匿高品質通信が実現された。今後はこの成果を元に実信号を伝送する実証実験へ進める予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-07-16  

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