研究責任者 |
今石 浩正 神戸大学, 自然科学系先端融合研究環遺伝子実験センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本事業では、アフラトキシンB1汚染食品に対してアフラキシンB1解毒化P450分子種を適用することを目標とした。大腸菌発現用カセットプラスミドを用いてCYP3A4酵素を発現する系を作製した。その結果、OmpA配列をN末端に付加した大腸菌発現用カセットプラスミドが最も良好な結果を与えることを明らかにした。また、AFB1の解毒活性を評価した結果、代謝物のLC-MS解析により本代謝物はAFQ1であることが判明した。さらに、本AFQ1についてUmuテストによる変異原性評価を行った結果、AFQ1は変異原性を消失していることが判明した。よって、本系は食品中のカビ毒の解毒的分解へと応用できると考えられる。
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