多機能発酵性キノコを用いた食品廃棄物からの効率的エタノール生産
研究責任者 |
岡本 賢治 鳥取大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究者はこれまで、バイオマスの糖化処理および、C5糖とC6糖のエタノール変換が可能な、多様な発酵特性を持つ担子菌(キノコ)を発見し、食品廃棄物や木質原料等から1つのプロセスによって直接的にエタノールを生産する方法を見い出した。本手法は、従来の方法で使用されてきた硫酸や、遺伝子組換え生物を使わず、簡単な装置でも安全に管理できる環境調和型のエタノール生産技術である。 本研究ではこの多機能な発酵性キノコを用いて、食品廃棄物(生ごみ)からエタノールを生産する効率を実用レベルにまで向上させることを目的として、1担子菌の培養特性・最適発酵条件の解析、2食品廃棄物からのエタノール生産試験を行った。
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